BJ Electric

SUT-1

MCトランス

SUT-1を試聴して、トランス式昇圧の価値について改めて深く考えさせられました。ヘッドアンプによる増幅と、なんでこうも再生音が違うのだろうか。これは優劣的な比較ではありません。

音楽再生メディアとして、アナログレコードの高い趣味性や楽しさが再認識されております。もはや一過性のブームではなく、これからもレコード再生文化は滅びないでしょうし、ぜひそうあって欲しいと願います。

その趣味性を大雑把に分類すると、『音楽的な音色の再生』と『Hi-Fiオーディオ的、緻密な音質再生』に分れるように思えます。これらは相反するものではなく共存しますが、リスナーと音楽の関わり方によって比率はまちまち。因みにワタシ個人の比率は『音楽的:オーディオ的=7:3』くらいかな。とにかく楽しく音楽を聴いていたいタチです。

機器としての利便性、言い換えれば周辺機器とのマッチングという観点において、MCカートリッジの昇圧はヘッドアンプ式が優位だと思われます。電気的に緻密・正確なコントロールが可能ですから。

しかし音楽的なレコード再生ということになると、トランス式は代え難い音の魅力を纏います。大変に抽象的な表現になりますが、音に立像感があって陰影もハッキリ。ビートやリズムも立って聴こえるのです。

BJ Electricというメーカーの製品は、基本的に受注生産・完全ハンドメイドです。そもそも設計の段階で、代表の石河さんがその製品を作る意味を見出さなければ、それはリリースされません。販売元である当社がいくら『こんなの作ってくださいよー』とお願いしたところで、昭和の頑固オヤジは耳を貸してくれません。だから信頼・信用できるのですけどね。

SUT-1は、ある意味でBJ Electricの製作ポリシーを最も色濃く反映しているかもしれません。石河さんという人は、その気になればヘッドアンプだってサッサと作ってしまう人ですから。

もう細かいことは申しません。とにかくぜひ!この製品はお手に取って味わって頂きたく思っております。ひょっとしたら、一生の伴侶トランスになるかもしれませんよ。



フロントビュー


リアビュー


SpecSUT-1
昇圧比26dB
対応インピーダンス 1Ω〜6Ω
負荷インピーダンス47kΩ以上
本体寸法 (W×H×D)98×49×150mm(突起物含む)
重量 1.0kg

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