SUMIKOのBlue Point No.3というモデルには、通常のMC型(Lo)と高出力MC型(Hi)の2種がラインナップされています。
製品の輸入元からお借りできた試聴機はLoバージョンでした。
なので当社サイトではLoバージョンのレビューをします。もし高出力モデル(Hi)が気になるようでしたらお問合せください。
同社の上位モデル、StarlingやSongbirdと違い、ボデイは一般的なアナログカートリッジの形状です。そして見た目はけっこう地味な感じ。

正直に申せば、この価格でこのビジュアルです。
そして製品のレビューや情報を目にする機会が極めて少ない現状において、よほどのSUMIKO好きでなければ、購入選択肢の上位には入賞しない製品だと思われます。
しかしよほどのSUMIKO好きな当社としては、新製品の登場に胸が躍りました。コレはウチが情報を発信しなければ!と、妙な使命感です。
試聴した結果、予想を遥かに上回るクォリティに驚きました。
カンチレバーが剥き出しの上位モデル、すなわちStarlingやSongbirdで感じた『洗礼された現代的なアナログサウンド』や『クセのない上質で普通(褒め言葉)な音』というメーカーの基本的特徴はシッカリ踏襲されています。物凄く普通に良い音を聴かせてくれますよ。
StarlingやSongbirdより、コストパフォーマンスに優れていると感じました。
地味な見た目も、むしろ大人っぽく感じます。装着するアームやターンテーブルとの融合、親和性という観点では逆にアドバンテージになるかもしれません。

とにかく、音色で気になる項目がありません。ものすごく普通な音です。そしてとっても上質。ビジュアルも含め、安物感はまったくありません。
長年アナログレコードの再生を愉しんでこられた方には、上位のモデルよりBlue Pointの方が馴染むかもしれません。そしてアナログレコードの愉しさを知ってしまった若い方。このカートリッジはとてもスタンダードかつニュートラルな佇まいです。1個持っていて良いカートリッジです。お財布にも多少は優しいですし。
純粋に『音楽を聴くこと』に集中できて、大きなな快楽を得られるアナログカートリッジです。ぜひ、ご検討ください。
<<Blue Point No.3(Lo) SPEC>> |
形式 | MC
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周波数帯域 | 13-35,000Hz
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出力電圧 | 0.5mV (1kHz)
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針先形状 | 0.3×0.7mil 楕円
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内部インピーダンス | 28Ω
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負荷インピーダンス | 100Ω
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適正針圧 | 1.7〜2.1g
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推奨針圧 | 2.0g
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自重 | 6.0g
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針交換価格 | ¥56,100(税込) |