*お取り寄せ品です。
*本文はアルミナヘッドシェルとジルコニアヘッドシェル共通の紹介文になります。
アナログレコードを楽しく再生しようと思うと、いくつかの課題に対峙しなければなりません。レコード溝のギザギザをカートリッジの針先がトレースし、振幅・発電して音楽シグナルに変換するワケですから、カートリッジのクオリティのみならず、ヘッドシェルの形状材質やカートリッジを固定するネジの材質、締付けトルクやリード線など、様々な要因によって出てくる再生音がコロコロ変化します。特にヘッドシェルが再生音質に与える影響は大きい。
YMKのヘッドシェルは、アルミナとジルコニアという2種類の素材違いなモデルが存在します。
そしてさらに、アルミナモデルは重量違い(約16gと約13g)で2機種、ジルコニアは色のバリエーションで2機種。以上の4機種がラインナップになります。
アルミナヘッドシェルからインプレッションしてみましょう。
そもそもアルミナとはどんな素材でしょうか。資料によりますと、酸化アルミニウムを指すようで、高い熱伝導性と電気絶縁性を持つファインセラミックの最も基本的な素材。絶縁碍子などに使われる。ルビーやサファイアも着色不純金属元素を含んだアルミナの一種との事。まさにヤマキさんの得意素材って事ですね。
後述するジルコニアと比較すると、たいへんに端正といいますか、ガッツがあってタイトな音質です。出力が大きいMMカートリッジとも相性がよくて、針の動きをガッチリ受け止めているという印象。
では重量(16gと13g)の差。私はこの重量差による音質の違いに驚きました。16gの方がレンジとステージが圧倒的に広く『揺るぎない』感じ。
13gは腰がありながらも少し軽やか。でもアルミナ特有の『ブレない感じ』はシッカリと味わえます。
(*素材の厚みが全然違いますね)
さて、続きましてジルコニア。
この素材はジルコニウムの酸化物、二酸化ジルコニウムの事であると。
耐熱性セラミックスの材料として利用されており、宝飾品としても用いられるようです。サファイア、ルビーに次ぐ硬度をもっています。
とても質の良い普通な音質です。装着するカートリッジを選ばないでしょうね。どんなカートリッジもその個性を殺さずに、美点を引き出してあげるタイプ。実に優秀です。
(*色のバリエーションです)
個人的な総括をしますと、アルミナには出力の大きめなカートリッジや丸針を合わせたい。ジルコニアはMCカートリッジで使いたいなと思いました。
付属の純正シェルリード線、素材に6N銅を用いているようです。とてもしなやかで扱いやすいリード線でした。
メーカー紹介欄に記載した件、こういうことです。
*ご購入の際、下記よりご選択下さい。
・アルミナヘッドシェル ¥35,200(税込・両重量とも価格は同一)
AHS-01H(約16g)かAHS-01L(約13g)
・ジルコニアヘッドシェル ¥29,700(税込・両色とも価格は同一)
ZHS-01W(白色)かZHS-01B(黒色)
<<AHS-01L(約13g) SPEC>> |
アルミナヘッドシェル(約13g) |